体や臓器が小さく、うがいが出来ない赤ちゃん・子供への安全性の大切さ
近年歯磨き・口腔ケア製品についての世界の消費者志向についても意識が急速に大きく変わりつつあります。
それは、口腔内粘膜は通常の皮膚の10〜20倍の経皮吸収率と高いことが知られ、
日々口にする口腔ケア製品に配合されたケミカル物質が思った以上に口に残る、
体内に吸収および蓄積されるということも分かってきたため。
微量のケミカル成分は、日々の摂取量は微かであっても、代謝されなかったキャリーオーバー化学物質は時間をかけて確実に体内に蓄積されていくといわれます。
そして花粉症の発症の様に、数十年という長期間に渡って蓄積され続けたケミカル物質は、
ある時、蓄積したケミカル物質が自分の許容量を超えた時、コップにいっぱいの水が溢れる様に、
突然アレルギー症状や化学成分過敏症として発症するとのこと。
その治癒は対処療法をもっても難しく非常に困難なものとなり、好きなものが食べれなくなるなど様々な楽しみや喜びを奪ってしまう可能性も。
女の子の場合は、将来への影響も考えられます。
ヨーロッパを始め先進国においては約10年前から、「オーラルケアこそ安全性の高いものを」という消費者ニーズが主流になってきました。
特に、体や臓器が小さく、うがいや吐き出しのできない赤ちゃんの歯磨き・口腔ケア製品には、
蓄積されるケミカル物質は無添加の「口腔内のトラブル原因菌にアプローチしながら、飲み込んでも安全」な革新的な製品が大切。
赤ちゃん用のものだから、その辺で売っている安いもので良いという考えは、もう捨てましょう。
体や臓器が小さい赤ちゃん用の歯磨き・口腔ケア製品ほど本質を吟味する必要があることを忘れずに。
赤ちゃんのはじめての歯磨きと子供の毎日の歯磨き
無垢な赤ちゃんのお口も、離乳食が始まり、乳歯が生えてくると虫歯予防が必要となってきて大変。
ただ食べ物は気をつけているのに、うがいや吐き出しができない無垢な赤ちゃんに化学物質や添加物の多く入った歯磨き粉を食べさせたくない、
そんなママの声が沢山寄せられています。
またママ自身も妊娠中や授乳のことを考え、極力からだに心配なケミカル物質は摂取したくないという声も。
不安はストレスでプラスになりません。
ちゃんと考えて安心して、ママと赤ちゃんとの貴重な時間を過ごしましょう。
赤ちゃん・子供の歯磨きに潜むリスクとは?
無垢な赤ちゃんのはじめての歯磨きや、歯磨き剤を飲み込んでしまう毎日の子供の歯磨きで気になることは、やはり歯磨き剤の成分ですね。
食べ物や添加物には気を使っているのに、歯磨き剤についてはあまり気にしていなかった人も多いのではないでしょうか。
自身の分身ともいえる、家族の宝物である赤ちゃん・子供たち。
みんなで、赤ちゃん・子供の歯磨きについて考えてあげることも大切なことです。
子供を歯磨き嫌いにさせるか、歯磨き好きにさせるかはママしだい
赤ちゃんが成長して大人になるまで。
歯磨きが好きで、きれいな歯で口臭もない方が、その子にとって幸せなはずです。
しかし「どうしてもうちの子は歯磨きが嫌い」というママは、どうして嫌いになったのかよく考えてみましょう。
それは、歯磨き粉の味が「イヤ!」だったからでは?
実は、赤ちゃん・子供には防御本能があり、人体に害のある・違和感のあるものは吐き出してしまう力があるのです。
外遊びをしても土や葉っぱは吐き出します。また外で買ったもので、大人には美味しく感じても、添加物などに反応して食べない敏感な子もいます。
大人には微量のものであっても、臓器や体の小さな赤ちゃんや子供にとっての影響は図り知れ無いもの。
歯磨きを嫌がる子は、本能的に自分の身を守って、歯磨き剤を口に入れるのを抵抗しているのかもしれません。
ママが毎日歯磨きのたびに、体に危険なものを口に入れることから身を守る度に泣いていたのだとしたら。
赤ちゃんや子供の気持ちになって考えてあげることも、その子の大人になるまでの健康に大きな意味のあることと言えます。
赤ちゃん・子供よりも、パパやママ、じいじやばあばの歯磨きの方が大切
生後数ヶ月の自然な母乳やミルクで育っている赤ちゃんは、自然の免疫も完全に機能している状況。
免疫は人類が様々な状況で生存競争に打ち勝ってきた、自己存続機能なのです。
赤ちゃんが歯磨きが必要なのは、親や祖父母など近親者からの会話やキス、お箸などによる虫歯菌・歯周病菌などの菌感染が第一位の原因です。
むしろ無垢で清潔な赤ちゃんのお口のケアより、パパやママ、じいじやばあばのお口のケアの方が大切かも知れません。
清潔で無垢な赤ちゃんのお口に、大人のバイ菌をうつさないように気をつけましょう。
新しい時代の赤ちゃん・子供・ママ用歯磨き・口腔ケア製品へのニーズ
しかし育児の毎日においてはママの負担は依然重い実状。
妊娠中の歯磨き粉選びも、どのような成分に気をつけたほうが良いのか医学的見地からはっきりしないことも多く、
具体的なことをもっと詳細に知りたいという声も多い現状です。
ママが歯肉炎にもなりやすい妊娠期、また母乳から赤ちゃんに様々なものが移行する授乳時、そして歯が生え始めた赤ちゃんのために、
飲み込んでも安全でありながら、親から感染ることが多いミュータンス菌や歯周病菌にも効果のある歯磨き・口腔ケア製品が求められています。
赤ちゃん・子供用歯磨き・口腔ケア製品への「飲み込んでも安全な抗菌剤」の必要性
赤ちゃんにも大人と同じ様に口の中の細菌が原因で、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が出来ます。
虫歯や口臭の原因は、口腔内の細菌によるものです。歯垢や歯石、口臭等を防ぐには日々の口腔ケアと、原因菌への対応が重要となります。
また一方でうがいや吐き出しのできない赤ちゃんには、飲み込んでも安全でありながら効果のある成分が必要となります。
水、植物エキスや酵素、乳酸菌自体では実際の臨床上の課題が残り、また合成殺菌剤の摂取も課題があります。
原因菌への対応と、飲み込んでも安心という相反する課題を解決する新たな製剤の研究開発が世界中から望まれていました。
20年以上に及ぶ九州大学での研究成果から2012年に発明された、トラブル原因菌にアプローチしながら、飲み込んだ場合は安全に消化分解される抗菌剤配合の製品を選ぶことが、赤ちゃんへの臨床効果と安全のために賢明な選択と言えます。
飲み込んでも安全な抗菌剤についてぜひ調べてみましょう。
赤ちゃん・子供にフッ素の摂取はどう考えるか
フッ素は歯質強化と虫歯予防に、「歯」にとって有用な物質とされています。
しかし、「歯」には良いですが、「体」への摂取には疑問が残る方もいらっしゃると思います。
この点は様々に意見の分かれるところですが、この件については「歯」と「体」を分けて考えてみるべきです。
「歯」に良いなら、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士による丁寧な歯への塗布と、毎日の歯磨きはフッ素を配合しない赤ちゃん用の食べても安全な歯磨き・口腔ケア製品の使用を推奨いたします。
塗布したフッ素の効果は3ヶ月と言われていますので、3ヶ月ごとに歯科医院でチェックしてもらいましょう。
フッ素配合の歯磨き・口腔ケア製品もありますが、赤ちゃんが飲み込んでしまうのはリスクと思われる方もいると思います。
そして毎回の歯磨きでどの程度、歯にフッ素がついているのかは不明で、リスク/ベネフィットの観点から躊躇する方も。
であれば、赤ちゃんの場合はフッ素は、体内摂取のリスクを下げるために、「フッ素は歯科医院で丁寧に歯に塗ってもらう」「毎日飲み込むリスクのあるフッ素配合の歯磨き粉は使わない」が、
ひとつの折衷案としてあるかもしれません。
しかし、この課題はそれぞれの価値観によるものです。自分が正しいと思うことを信じて、自分なりの子育てを楽しみましょう。
赤ちゃん・子供用の歯磨きと大人用の歯磨きの違いは?
基本的に味以外の処方はほとんど変える必要がありませんが、多くの場合赤ちゃん用の歯磨きには研磨剤を無配合とした製品が多くあります。
それは、歯牙が生えてない赤ちゃんには歯を研磨する石の粉は不要という考えからです。また発泡剤も含まないものもあります。
しかし、実際には赤ちゃん用のボディケア製品も大人用のボディケア製品も、女性用も男性用も、香り以外は内容的にはほぼ同じであるように、歯磨き製品もほとんど同じです。
「○○用」とは、消費者ニーズをより追求した製品開発という観点もありますが、もし「全員に使える」となるとマーケットセグメンテーションと、プロモーション、つまり宣伝、販売が難しくなる実情があります。
よって大きな違いは、プロモーション上の売り手側の事情であり、同じ工場で作る製品を、赤ちゃん用に「製品名を変える」、「パッケージを変える」、「味を変える」、「売価を変える」、
さらに近年無法地帯になりつつある検索サイト上で、新興ブランドがバーチャル社会でのプレゼンスを奪取するために、「検索SEOトップにするためにキーワードを絞る」、「ネット広告を出しキーワード検索上位を自社ブランドで埋め尽くす」、「逆SEO」といった手段で行われる、
消費者や製品、ビジネスや社会、仕事や生き方に対する向き合い方の違いといえます。
もし家族全員で使える効果と安全性、皆のお口に合う優秀な歯磨きがあると1本で済んで、経済的で環境にも優しく理想的ですね。
赤ちゃん・子供用の歯磨き・口腔ケア製品の選び方
まずは添加物をチェックしてください。
赤ちゃんは必ず飲み込みます。
飲み込んでも安全な成分のみを用いた歯磨き・口腔ケア製品を選んであげることが大切です。
また親や祖父母から感染する虫歯菌・歯周病菌・口臭原因菌対策には、抗菌効果の高い口腔ケア製剤を用いた製品がマストです。
しかし飲み込んでお腹を壊す、小さな体や臓器に蓄積されるケミカル物質は避け、
飲み込んでも安全な抗菌剤を研究開発している製品が安心です。
小さく無垢な赤ちゃんにとって、母乳や食べ物以外で口から入るものは、体や心に大変大きなインパクトをもたらすことを忘れずに。
ママやパパは赤ちゃんの健康や生育を考えて、賢く製品を選択しましょう。
赤ちゃん用の歯磨き粉・歯磨きジェル・マウススプレー・マウスウォッシュの比較・選択方法
虫歯予防効果のエビデンスが求められながら、飲み込んでも安全成分というスペックが求められる、赤ちゃん用の歯磨き粉・歯磨きジェル・マウススプレー・マウスウォッシュの比較・選択方法以下は以下といえます。
まず第一に、ご自身で味見をしてみることです。これで「そのまま飲み込んでも安全な成分であるかないかの感覚」「口の中に入れて気持ちが良いか悪いかの使用感」「使用しての効果の実感」など殆どのこと、違いが分かります。
第二として、「飲み込んでも安全な抗菌性を期待される成分」が入ってるかいないかを確認することがポイントとなり得ます。
虫歯菌など口腔内のトラブル原因菌を増やさないためには、単なる保湿剤(グリセリン・ヒアルロン酸等のジェル)では臨床現場のニーズに応えられず、「飲み込んでも安全な抗菌剤が配合される製品」が口腔内の清浄や保湿、清潔に保つことに関して有用性が高いと考えられます。
第三に大きなポイントは赤ちゃんの使用感です。
食べ物ではない合成増粘剤や合成ポリマーなど化学成分を多く含むものは、原料コストは安いですが、使用感・水溶性に難点が出ます。つまり口の中で異物のように残り、気持ちが悪いのです。例えば口の中にずっとワセリンやラード、絵の具がへばりついているような感じになります。
それぞれの製品の水溶性については自宅にても調べることができます。
シャーレ(小皿でも良い)に比べたい製品を少量入れる。
その後に水を入れ1時間ほど置く。
最後に水を流し、残った湿潤剤の状態を観る。
溶け残るものは、上顎部にへばりつく感じとなります。水(唾液)がついても、殆どそのまま残るものタイプのものから、オーラルピース クリーン&モイスチュアの様に自然に水(唾液)となじみ薄く広がり保湿するというタイプのものまであります。
化学原料を多用した溶けにくいものは、人体内での消化や腸管内の微生物による分解が難しく、また自然界に排出されても難分解性を示し、微生物による生分解が難しい物質となります。
唾液で溶けず、口の中に残ったままの感じが良いか、それとも口の中に馴染んで広がり、違和感なく保湿される感じが良いか、以上の実験方法で大切な赤ちゃんにとってよりベストな製品を選択していただくことをお勧めいたします。
それぞれの製品の研究・開発背景や、使用感などの特徴をよく理解して、使う赤ちゃんのことを徹底的に考えた製品を選択することが重要です。
医療現場でも使われる効果と安全性、信頼性のある製品が◎
様々な赤ちゃん・子供用歯磨き製品が世界にあふれる中で、どんなものを選んだら良いのでしょうか。
広告の数?ネットの検索上位に来ること?口コミプロモーションの数?ランキング広告の上位にあること?店頭での目立ち度?パッケージの派手さ?価格が安いこと?逆にとても高価で何か凄そうに見えること?
でも少し考えてみましょう。
赤ちゃん製品も大人用と同じです。
効果と安全性が求められる人間の医療用として、国立大学機関による研究背景や、医師や歯科医師、獣医師や歯科衛生士が開発に関わり、誠実に作られた製品、
ICUなど医療現場、また国際宇宙ステーション等で実際に用いられて支持されている製品や研究は、赤ちゃんにとっても効果的で安全、信頼性が高いといえ、確実に安心ですね。
一方逆で、医療機関で採用されていない製品って少し不安。
効果は期待できるの?効果があるならなぜ医療現場で活躍してないの?どんな成分が入ってるの?大人用の製品よりなんで高いの?どんなところで作ってるの?安全性は?
やっぱり信頼できる医療現場や百貨店で取り扱われ、新聞や雑誌、テレビで取り上げられ、多くの人に支持されている製品、世界中で使われている信頼できる製品を、自分の赤ちゃんやお友達にはお勧めしたいもの。
審美眼のある医師、歯科医師、世界のバイヤーや海外の消費者、百貨店バイヤーや新聞記者、宇宙飛行士など、効果と安全性という最新技術が求められる現場にいる人の目にかなった製品がやっぱり◎。
医療現場でも活躍する、百貨店バイヤーやメディア関係者、世界の消費者に愛される本物の製品を賢く選んで、赤ちゃんに喜んでもらいましょう。
チェックすべき赤ちゃん・子供用の歯磨き・口腔ケア製品の添加物について
赤ちゃんの口に入れるデリケートな製品としての歯磨き・口腔ケア製品には、以下の成分や添加物の配合をチェックすることもポイントとなります。
×食品として認可されていない成分
×石油由来成分 ×化学合成成分
×アルコール(エタノール)
×ティーツリー精油
×免疫力の源である腸内フローラを殺菌してしまう合成殺菌剤
×塩化セチルピリジニウム(別名:セチルピリジニウムクロリド・CPC)・塩化ベンゼトニウム・グルコン酸クロルヘキシジン・IPMP(イソプロピルメチルフェノール)・トリクロサン、ラウロイルサルコシン塩(LSS)等の合成殺菌剤
×塩素や二酸化塩素(CIO2)、亜塩素酸Na、次亜塩素酸Na、塩素系ガス等の漂白剤・劇物
×炭酸カルシウム(炭酸Ca・粒子の大きな研磨剤・石灰石の粉・運動場の白いライン引きの粉・チョークの原料)・ゼオライト(沸石)・炭酸水素Na(重曹)・サンゴ末・貝殻・泥(クレイ・モンモリナイト)・チャコール(木炭)・マイクロビーズ(プラスチック)等の研磨剤(コンパウンド・石の粉等)
×ラウリル硫酸Na・ラウリルグルコシド等の合成界面活性剤
×石鹸素地・ヤシ油脂肪酸K・オリーブ脂肪酸K等の石けん・発泡剤
×パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)・フェノキシエタノール・安息香酸Na・ソルビン酸K・PG(プロピレングリコール)・BG(ブチレングリコール)等の合成保存料
×グリシン(ホルムアルデヒドとシアン化水素から化学合成される防腐剤・食品添加物)
×ポリ-ε-リシン(ポリリジン、カビ様の放線菌が産出する抗生物質の類縁物、防腐剤・食品添加物)
×歯を溶かしてしまう強酸性水
×粘膜を荒らしてしまう強アルカリ水
×リン(ポリリン酸・メタリン酸・ピロリン酸等のリン酸塩)
×PEG-60、プロパンジオール等の可溶化剤
×フッ素 ×ナノ粒子 ×青色1号等の合成着色料 ×合成香料・フレーバー ×塩・海塩 ×酸化チタン
×銅・銀などの金属・重金属 ×フィチン酸 ×サッカリン ×アルギニン ×EDTA-2Na ×難消化性デキストリン
×ヒノキチオール
×カテキン
×茶葉
×マスティック樹脂
×ハチミツ・プロポリス
×海洋環境のサンゴ由来原料等
×ヒト由来も含めた動物由来原料
×虫や昆虫由来の原料
×乳酸菌自体(生菌・死菌、動物の糞便由来の乳酸菌等)
口に入れる製品を購入する場合は必ず、各製品の「全成分」(配合されているすべての成分)をご自身でインターネットなどで確認したうえで選択することが大切です。
21世紀のグリーンテクノロジーによる赤ちゃん・子供用歯みがきの技術革新
赤ちゃん・子供用の歯磨き粉の歴史の中で近年、高齢化による社会ニーズというこれまでとはまったく別の方向から、「飲み込んでも安全な抗菌剤の研究開発」等、赤ちゃん・子供にとってこれまでにない新たな価値を提供する全く新しい高付加価値製品の研究開発が進んできました。
これまで、赤ちゃん・子供用の歯磨き製品の研究開発においては、長い期間において技術革新や、そのシーズとなるような国立研究機関による新規製剤の開発は行われてきませんでした。
21世紀の時代となり、少子化によるマーケットの縮小や、環境破壊を避けられないケミカル技術の限界にも直面し、世界の先端研究テーマは、よりバイオテクノロジーや先進医学といった高レベルの研究にシフトしてしまい、
企業による研究投資も減少、高い報酬や研究の社会的価値を提示し優秀な科学者を赤ちゃん・子供用歯磨き粉の開発に従事させることも難しくさせてしまった背景があります。
そして今日では、世界の最先端の高レベルの国立大学等の研究機関で学んだ優秀な科学者・研究者・医学者が「赤ちゃん・子供用歯磨き粉」の基礎研究や開発には携わることは、稀になってしまいました。
現在、「赤ちゃん・子供用歯磨き粉」市場は、消費者に新たな価値を提供するはずの新技術の開発や製品の技術革新・付加価値の向上といった根幹の提供製品・サービス高付加価値化を行わず、
製品市場の成熟化とコモディティ(類似・同質)製品群による値引き競走、また新興投資群参入によるコモディティ製品のアグレッシブなネット上プロモーションによる消費者リードの奪取という、
新しい研究開発等にはあまり投資せず、レガシー技術の延長で出来る限り安くそれらしく作ったものを、様々なネット上の検索広告や有料口コミ販促、SNS広告などプロモーション投資を多くして出来る限り多く高く売る方向性を垣間見せる、
生活者や消費者不在のマーケティングゲーム・マネーゲームに終始する、製品市場衰退期の末期状態を示していました。
しかし近年、まったく別の分野からの新しい研究成果や技術革新が、赤ちゃん・子供やママの「歯磨き」に関する効果や安全性、利便性に関するイノベーションを生み出し、暮らしを変えようとしています。
介護に使える口腔内細菌対応と飲み込んでも安全な特許取得の抗菌剤技術、宇宙でも使える安全性の高い歯磨き・口腔ケア製品、新生児からでも使える防腐剤を無添加にできるケミカルフリーの抗菌技術、食品成分100%・生分解性100%ながら優れた抗菌性、
世界に輸出される日本発の乳酸菌抗菌ペプチド研究技術、プラントベース ・ヴィーガン・ハラール対応の歯磨きジェル・マウススプレー、など。
それらの数十年をかけて生み出された国際競争力のある先進技術は、グローバル化の中で海を超え、本質を理解できるリテラシーの高い世界中のママ達に広がっていくことで、
世界の赤ちゃん・子供用歯磨き市場への展開が進み、今後時間をかけて国内外の消費者市場にペネトレーションし、最終的に広範囲に普及していく流れとなっています。
企業や売り手は革新・進化しなくても、二十一世期となり世界は急激に変化し女性の地位は向上、小さな女の子から若い女性、キャリアを経てママになった女性など、世界中の赤ちゃん・子供用歯磨きの購買決定者(女性が多い)の学歴やリテラシー、情報収集能力、そして真贋・本質を見極める判断能力は、前世紀からますます向上しています。
そして消費者は、自身や自身の赤ちゃんにとって、どのようなブランドが信頼できるのかをよく考えて選べば、世界中の先進技術の中から、もっとも優れた赤ちゃん・子供用歯磨き製品を選べる時代になっています。
赤ちゃん・子供を思うママやパパ、そして家族は、自身の価値観に合う研究成果や製品を、自作自演が可能なバーチャル社会の企業販促のみを信用することなく、リアル社会の新聞や雑誌の記事などの公共情報、百貨店や専門店のバイヤーの評価、信頼できる自身の知人・友人の評価なども良く調べた上で、賢い選択を行う新しい消費者購買行動の変化が世界で加速しています。
宇宙技術と赤ちゃん・子供の歯磨き
近年では人類の宇宙進出が進み、宇宙飛行士のための歯磨き剤の研究開発などが進んでいます。
この先端研究は、水が貴重でうがいや吐き出しができない宇宙空間で、「口腔内のばい菌を殺菌しながら、飲み込んだ場合は消化分解される安全な衛生・抗菌剤」の研究です。
これらの21世紀の、新しい安全な最先端の宇宙テクノロジーを取り入れた歯磨きを、赤ちゃんや子供にも使ってあげられれば、人類が生んだ最新のテクノロジーによるQOLの向上を多くの子供たちが享受できると思います。
赤ちゃん・子供用歯磨き・口腔ケアジェルと口腔ケアスプレーの使い分け方法
それぞれの特徴に合わせた使い分けが有効です。
ジェルの場合は歯磨き・口腔ケア時に、また口内保湿に便利です。
一方スプレーの場合は、時間のない時に直接口腔内にスプレーし、口腔内の菌数コントロール、口腔衛生や保湿が簡単に実現できます。
外出時や忙しい時、寝てしまった赤ちゃんに使う場合などスプレー製品は便利です。
また麦茶などに口腔ケアスプレーを数プッシュし薄めて与えることも考えられます。
ほぼ水分であり容量の大きいマウスウォッシュに比べて水分量も少なく済むので、スプレー製品は保存や携帯にも向いている製品と言えます。
両方のアイテムを効果的に使い分けることが、適切な口腔衛生のポイントとなります。
用途に合わせた使い分けでママの負担を軽減できます。
賢く製品を使い分けて大変な赤ちゃんの歯磨きを、楽しいスキンシップの時間に変えてみましょう。
赤ちゃん・子供の歯磨きに本当に「ハミガキジェル」は必要か!?
抗菌性のない単なるジェルであれば、家庭での手作りジェルや安全な水歯磨きで大丈夫という見解もあります。
そもそも赤ちゃんの口腔内は様々な菌で汚染されていない健康な状態が多いので、逆に不要な合成香料や着色料、保存料などのケミカル物質の摂取はリスク/ベネフィットの観点から、不要という考えです。
もし赤ちゃんの歯磨き製品を選ぶ際は、配合される「抗菌成分」の国立機関による「効果データ」や「エビデンス」を調べて、賢く選ぶことが赤ちゃんのためには大切なことといえます。
実際の赤ちゃん・子供の歯磨き・口腔ケア方法
歯牙が生える前の新生児には基本的に歯磨きは不要です。歯が生えた赤ちゃんには最低、夜寝る前に一回歯磨きをしてあげて下さい。
そこから先は保育園や幼稚園で学ぶ、大人と一緒の歯磨きです。
虫歯になっても生え変わる乳歯は、口腔衛生の練習にとても良い生理機能です。乳歯で失敗しても、永久歯で大切にすれば良いのです。
そして将来、歯が綺麗だと人生の運気も必ずアップします。
将来を夢見るお子様の歯は、ママやパパがしっかりケアしてあげましょう。
赤ちゃん・子供の歯磨きに迷ったら
歯の発達は、脳や全身の発達とともに人間にとって重要なものです。
赤ちゃんのお口のことで不安を感じたら、迷わずお近くの歯科医師の先生にご相談ください。
お口は体の入り口、健康の入り口です。
様々な知識を持つ歯科医師・歯科衛生士が赤ちゃんのお口の相談に応えてくれるでしょう。
子育ては誰もが未経験のことばかり。大変なこともありますが、こんな楽しいこともないはずです。
そしてこの機会に、赤ちゃんや自分、じいじやばあばの歯磨き・口腔ケア製品についても、楽しみながら勉強して選んでみましょう。
赤ちゃん・子供の歯磨き・口腔ケア製品(ジェル)
6分類の成長性とリスク要因は?2050年グローバル市場予測
①「甘味ジェルおよび液」
歯磨き・保湿をしやすくするために、人工甘味料と保存料、合成ポリマー、香料でできたもの
(基材・ベース、成分:アスパルテーム・ソルビトール・スクラロース・マルチトール・エリスリトール・サッカリンNa等の人工甘味料、カルボマー・ポリアクリル酸Na・ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性合成ポリマー・液体ナノプラスチック、合成香料、パラベン・フェノキシエタノール・安息香酸Na・ソルビン酸K・BG・PG・グリシン・ポリリジン等の合成保存料)
成長性:健康・環境規制されない成分のみ配合であれば低価格優位で一定のシェアを維持
リスク要因:原因菌への抗菌効果に課題、口腔内細菌対応の新技術の出現、臨床効果データや安全性データの整備、人工甘味料や合成保存料、ナノプラスチック等の健康や環境リスク
①に加える形で
②「ケミカルジェルおよび液」
口腔内細菌の殺菌目的で、合成殺菌剤や塩素、漂白剤、界面活性剤、その他の化学物質や化合物、抗生物質を配合したもの
(キー成分:CPC、IPMP、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、ベンザルコニウムクロリド、LSS、トリクロサン、サリチル酸、ユッカ抽出物、フェノール、クレゾール、過酸化水素、塩素、二酸化塩素、リン酸塩、ヨウ化カリウム(ヨード)、ホルムアルデヒド、アンモニア、シアン化物・青酸、農薬・殺虫剤使用成分等)
成長性:石油由来合成殺菌剤等の化学物質は代替グリーンテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:副作用や薬害訴訟リスク、環境毒性リスク
③「チオシアナートジェルおよび液」
口腔内細菌の殺菌目的で、口腔内の過酸化水素とラクトパーオキシダーゼやグルコースオキシダーゼ等の唾液成分を配合し、唾液成分とppm単位で化学反応させ(チオシアネート)、口腔内でシアン化様物を発生させ大腸菌の一部を殺菌させる作用機序
(キー成分:ラクトペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸Na、過酸化水素)
成長性:シアン化様物の甲状腺や生殖機能、環境への影響から、代替グリーンテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:法規制による販売中止リスク(ex2014年欧州連合規制から2021年環境省規制準備)、薬害訴訟リスク、環境汚染リスク、少子化リスク
④「強アルカリジェルおよび液」
口腔内細菌の殺菌目的で、Ph 10以上の強アルカリ(水酸化K・苛性カリや水酸化Na・苛性ソーダ)、電解アルカリ水を配合したのもの
(キー成分:水酸化k・苛性カリ、水酸化Na・苛性ソーダ、アルカリ電解水・ph調整強アルカリ剤、塩)
成長性:苛性・粘膜損傷のない代替グリーンテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:苛性による粘膜損傷リスク、法規制、薬害訴訟リスク、環境汚染リスク
⑤「天然由来成分配合ジェルおよび液」
口腔内細菌への効果想起で、アルコール(エタノール)や自然毒の抗菌成分(植物・生物)、乳酸菌自体等を配合したもの
(キー成分:穀物エタノール、ヒノキチオール、カテキン、マスティック樹脂、セントジョンズワート精油、ウィンターグリーン精油、ティーツリー精油、植物エキス、麹エキス、漢方、アルカロイド、プロポリス、ヨーグルト、乳酸菌自体、乳酸菌培養エキス、カビ生産物、銀や亜鉛等)
成長性:代替バイオテクノロジーに置き換わっていく趨勢
リスク要因:植物・生物毒の臨床効果データや安全性データの整備など
⑥「乳酸菌抗菌ペプチド(バクテリオシン)ジェルおよび液」
口腔内細菌への清浄目的で、乳酸菌抗菌ペプチド(バクテリオシン)を配合したもの
(キー成分:乳酸菌抗菌ペプチド・植物エキス)
成長性:健康・環境に優しい宇宙で活用される人類に有益な発明として当該ニッチ分野で世界市場に普及
リスク要因:研究や生産におけるコスト増大と競争価格の維持、模倣イメージ製品との差別化
介護用ジェルについてはコロナ禍以前の2010年代までは③のカテゴリーが大きなシェアを占めていましたが、2014年のEU(欧州連合)による化学物質の規制を受けて、人間用は2015年にブランドオーナーシップの変更と処方変更により課題の抗菌作用機序を排したシンプルな保湿用製品に生まれ変わり①のカテゴリーとなることで一時的に①のシェアが増加、2020年代となり②と⑤については旧来ケミカル技術でオーラルケア製品を研究開発するプレイヤーは存在するが、2020年代後半の世界の消費者のフォーエバケミカル等の健康と環境に有害な化学物質や生物毒、合成保存料や合成殺菌剤等の副作用リスク、ヨーロッパから広まった高濃度フッ素化物配合製品からの回避行動によるケミカル消費財市場と旧来オーガニックコスメ製品の衰退と共に将来的に減少傾向にある、また旧来の研磨剤入りの練り歯磨き剤は知覚過敏リスクと環境リスクに加え、差別化のできない低価格競争をさらに深め将来的には全体的に衰退傾向にある、としています。
各カテゴリーの正確な市場規模、将来の成長性、健康・環境・事業リスク、各ブランドのポジションマップ、シェア、30年後の市場動向については現在調査中だが、健康や環境保護が重要視される21世紀においては代替グリーンテクノロジーへの世代交代を進め、⑥のカテゴリーがメインストリームとなる、とされています。
DTC World Pets product review 2024 Health and Environment
自身や赤ちゃんにとってベストな赤ちゃん用歯磨きブランド・製品の選び方は?
様々な赤ちゃん用の製品が世の中に溢れる中、またネット上で様々な販促活動が繰り広げられる中、
自身の大切な赤ちゃんのブランド・製品を選ぶことは、
自分自身の選ぶブランド・製品への共感と応援、投票であるともいえます。
どんな研究背景があるのか、どんな特許技術なのか、どんな賞を受賞しているのか、どんな人たちが作っているのか、どんなデザインか、
どんな雑誌や新聞などのメディアに取り上げられているのか、どんな店格のお店で扱われているのか、どんな本当の口コミがあるのか、
どんな安全性があるのか、どんな歴史があるのか、どんな国々で愛されているのか、どんな良いことをしているのか、、、
自分が共感できる、自分自身の価値観やリテラシーに合った製品を選ぶことが大切。
そしてブランド・製品側にとっても、同じような価値観やリテラシーの方に愛していただき、つながっていくことは、
恋愛や友達作りと同じように、お互いに共感を感じ、嬉しく、ハッピーなことと思います。
皆様にとって購入・応援したい素敵なブランド・製品が見つかれば素晴らしいですね。